ピンポン球で
組立式の立方格子模型

登録2009年4月12日






体心立方格子
面心立方格子
最密六方格子

<組立式の立方格子模型>

工作の授業で生徒に見せるためにピンポン球で金属の立方格子を作ってみました。

分解して判りやすくするために組立式にしました。
これで内部の構造が分かりやすく生徒に掲示出来ると思ったからです。

これを作ると

@構造がイメージできる。

A使用する原子総数を理解できる。

B温度による体積変化を考えられる。

こんなことを教えることが出来ると思います。


作るときに、接着剤でセメダインCを使用しました。これは固まってからも接着部が柔らかいので衝撃に強いです。

アロンアルファーなどは固まると堅いので衝撃に弱く、すぐに外れてしまします。



鉄の温度による体積変化で体心から面心に変化するときに
大きさにあまり差がないのに使用する原子数が9個と14個で約1.6倍も使用するので体積が縮小するのをイメージさせることが出来ると思います。


ピンポン球の規格が変わったときに格子模型を作ろうと思って使用しない球をもらっていたのですが、工作の授業がなかったので今まで作る機会がありませんでした。


昔は最密六方格子をちゅう密六方格子と習ったと思います。





<体心立方格子>
立方体の中心に1個の原子の配列




四角形で1個の原子をサンドイッチ状にはさんでいる。

黒板に絵を書いて、その横に








   4個

   1個

   4個
−−−−−−
合計9個


これで、原子の構造とその総数がイメージとして思い浮かべることが出来ると思います。





<面心立方格子>
立方体の各面の中心に1個の原子を配列している




十字の配列で四角形をサンドイッチ状にはさんでいる。

黒板に絵を書いて、その横に








   5個

   4個

   5個
−−−−−−
合計14個


これで、原子の構造とその総数がイメージとして思い浮かべることが出来ると思います。






<最密六方格子>
六角形の構造を持っている。




六角形で三角形をサンドイッチ状にはさんでいる。

黒板に絵を書いて、その横に








   7個

   3個

   7個
−−−−−−
合計17個


これで、原子の構造とその総数がイメージとして思い浮かべることが出来ると思います。




inserted by FC2 system