誕生月は神秘の数字

式の移項で恋が芽生える

2001年9月17日更新<プリントを追加>
2006年12月7日に更新<授業展開用のプリントを追加>


女の子の気を引くのに
こんな数学はどうでしょう

「君の誕生月を2倍して3を足してね!
 ゆっくりでいいよ。それを5倍して6を引いてね」

「その答は幾つになりましたか」

これを聞いて、即答で誕生月を君が当てよう
これで、彼女の関心はもう君に夢中だよ。

どうすればすぐに
誕生月が判るのか?


・式で問いかけを書いてみると


 (誕生月×2+3)×5−6=数字

・カッコをとくと
 誕生月×2×53×5−6=数字

 誕生月×10+9=数字

よって、式の移行で誕生月イコールになおすと
誕生月=(数字−9)÷10

聞いた数字から9を引いて
10で割ると誕生月になるよ


式の移行で彼女をゲットだ!!

他にも色んな数字を聞いてみよう!!

電卓を貸してあげれば携帯の電話番号も聞けるよたぶん

授業で生徒に配ったプリントを
一太郎ファイルでダウンロード出来ます。
太郎ファイル

<2006年の更新内容>
もう少しわかりやすい
授業展開用のプリントにしました。


上の問いでは少し長いのと暗算をすると間違える人が多いので、6を引くのを省きました。

また、誕生月に誕生石とその説明を付け加えました。
<口上>
今日は数学手品をします。君たちの誕生月を当てることができる手品です。

と言って下記のプリントを配ります。
それから説明しながら書き入れてもらいます。

まずは誕生月を記入してね。
その誕生月を2倍してね。
その答えに3を足してね。
後はその答えを5倍した数字を教えてくれれば
あなたの誕生月を当てることができます。

誰かその数字を教えて下さい。
と言って数字を聞いて、その誕生月を即座に答えてから、その人の誕生石とその意味を教えてあげましょう。

これを4人ぐらい繰り返すとどうしたら当たるか、数字と誕生月の関係が分かる生徒がいます。

それから、文章を式に表す学習に入ります。
ことばをするたびにカッコを付けて式にします。
(((誕生月×2)+3)×5)=数字

このときにカッコを付けて、どこで省略できるかなどを聞いてカッコの付け方をしました。
この後で、今度は式の配分をして、カッコをはずします。
そうして、式の移項で「誕生月=」へと持って行きます。

これを黒板で説明して、写させます。

この後で、こんどは「生まれた日にち」を当てる文章を作らせて、式を作り・式の移項で「生まれた日=」の答える手品を生徒に作られるがいいと思います。これを発表させたり、他の数字を当てるのを考えさせたりして時間調整をします。

その後で、解答と誕生石が書いてあるプリントを配り、「家でして下さいね!」と言って授業が終わりました。

これで、学習ができること
・文章を式にする学習
・カッコの省略
・式の配分
・式の移項

などを学習することができると思います。



授業で使用してプリント<pdf版>をダウンロードできます。




参考文献:東海地区数学教育協議会
「数楽の教材集」


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