単位の話

最終更新日 2002/5/28


<単位ってなに>
 5.5という数字は何だと思いますか??
数字は長さですか?それとも重さですか?または、お金??どれだと思いますか?
分からないですね
でも5.5(長さ)と書くとどうでしょうもう分かりますよね。重さやお金ではなく、長さなんですね。このように(長さ)と書くことを単位というのです。
単位とはその数字が何であるかを明記することなのですよ
長さにもいろいろあるよね。1Tこれは何だと思いますか??これはタバコ1本分の長さです。1(タバコ)と書くよりは記号で1Tと書くとカッコイイでしょう。
また、単位は基準になる物は何であるかを明記しているんですから、3.5Tと書くとタバコ何本分か分かりますか?

 分かりますよね。タバコ3本と半分ですよね!!
数字はその基準の何倍になるかを表示しているのです。
3.5×Tという様に単位は式で書くべきですが、かけるを省略して、3.5Tと書くんです。
これで、長さを測ることができるでしょう!!
よって、単位とは基準を作ることにより、それの何倍かを知ることを目的にできたんですね。

<単位を作ろう>
 ここでは、タバコを基準にして長さの単位を作りました。
君もいろんな長さの基準になる物を決めて単位を作ろう。

基準にした物
@(      )A(       )B(       )C(       )
いろんな基準の単位が出来たね。

 では、その単位でいろんな物を測りましょう。
机(       )窓わく(       )鉛筆(         )

 昔の人もいろんなものを基準にして長さを測ったのです。
でも、いろんな国で長さの基準がバラバラで使っていました。
みんながバラバラなので数字だけだと、どれが長いか分からないよね。
 例えば、20インチと2mではどっちが長い。
そこで、どれかを世界基準にしてそれに変換すればどれが、本当に長いかが分かるよね
全世界で何かを基準にしようということになり、金属で棒を作りこれを1メートルと言う新しい単位を決めて全世界でこれを基準にして、表すことにしたんだよ。
(全世界でこの単位だけを使用しようと、決めたんだよ)
<世界基準に変換>
 君たちの作った単位もメートルに変換しよう。1T=約0.08mだから
3.5Tは3.5×T=3.5×(0.08×m)=0.28×m=0.28m
単位は式だったので計算が出来る。便利でしょう!!すごいでしょ!!

<聞きやすく書きやすく>
 でも、単位にkmなんてあるよね、このk(キロ)は単位ではないの!!!
そうです。これは単位ではありません。これは、倍数記号であって、単位ではないんだよ。
倍数記号とは、お金で考えると二万円は2×万×円=2×10000×円=20000円と言うように万が倍数記号(接頭語)なんだよ。(万はゼロを省略するために書くんだね)

500000mと書くのがつらいよね。
500Kmと書くとどうですか??
このK(キロ)は1000倍ですの意味です。
5千円=5000円と同じだね。

このように、単位の前に倍数記号(接頭語)を書いて、書きやすく聞きやすく表現するんだよ。

倍数記号は上記のどれかひとつしか使用しないんだよ。一般的には!!

お金では四千五百六十一円と書けるが4k5H6D1mとは書かないんだ。

単位では、4.561kmと書く様に倍数記号は単位の前にひとつの倍数記号を用いるんだ!!

<単位は式だ>
倍数記号を使用して、書きやすく聞きやすくしよう
   公式    数字×倍数記号(接頭語)×単位

問題 3kmをmだけに変換しよう
   3km=3×k×m=3×1000×m=3000m

問題 5000mをKmに変換してみてください

                                キロは1000である
50000m=50000×1(倍数)×m=50000×(1000/1000)×m
                                     1にするために割る
               (キロ)
        =50000×(K/1000)×m=50×K×m=50Km

問題 0.05mをcmに変換してみてください

0.05m =0.05×1(倍数)×m=0.05×(0.01/0.01)×m

              (センチ)
       =0.05×(c/0.01)×m=5×c×m=5cm

問題 0.5kmをcmに変換してみてください

                                (センチ)
0.5km=0.5×1000×1×m=0.5×1000×(c/0.01)×m
      =0.5×100000×c×m=50000cm

問題 10km2をm2に変換してみてください
     (km^2はカッコが抜けているんだよ。(km)^2のことで、2乗だから式では
      km×kmとも書くとができるね。)

   10km^2=10×km×km=10×(1000×m)×(1000×m)
         =10000000×m×m=10000000×m^2=10000000m^2

この様に単位は式なんだから計算ができるんだね。

<まとめ>
・単位の公式は  数字×倍数記号(接頭語)×単位
・単位は基準になるものは何かを明記して、その何倍かを表す。
・単位は式である。よって計算できて、いろんな単位に変換できる。
・いろんな単位があるが世界基準がある。長さの単位はm(メートル)、重さ(質量)はg(グラム)、時間はs(秒)などの記号を使用する。
・単位の前に接頭語(倍数記号)を使用してゼロを省略できる。



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